2019年度 所報公開(2020年3月31日)

2019年度マイクロ・ナノ研究開発センターの所報を公開しました。

2019年度MNTC所報のダウンロード

(2020年4月3日訂正版 PDF形式 10MB)


マイクロ・ナノ研究開発センター共催の「ボトルビルダーズ – 古代アンデス、壺中のラビリンス」が特別展示されます。

開催場所:東京大学総合研究博物館、小石川分館
開催期間:2020. 9/24 (木)  – 11/29(日)
       10:00~16:30(入館は16:00まで)
     月・火・水曜日休館(祝日の場合は開館)
入館無料

チラシPDF

 


大学院工学研究科の玉田さんと砂見准教授がアメリカ機械学会で最優秀論文賞を受賞(東海大学Webより)

2020年09月14日

大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の玉田麻樹雄さんと指導教員の砂見雄太准教授(工学部機械工学科)が、アメリカ機械学会の情報記憶・処理システム部門の最優秀論文賞を受賞しました。同賞は、6月24、25日にオンライン開催された同部門の年次大会参加者の中から、特に優れた発表を行った研究者に贈られるものです。同学会では、同2年次生の西田武史さんも入賞し、大会参加費が免除されました。

玉田さんは、新素材メソポーラスシリカの加工法を研究しています。この素材は、数㎚から数十㎚の孔が規則的に並んだ構造を持っている半透明の物質で、表面積が大きく、吸着性が高いことから化学反応を促進する触媒や汚染物質の吸着物質として期待されています。その一方で、効果的に大量生産できる加工法が見つかっていない欠点がありました。玉田さんは、さまざまな厚さのものを大量生産できるロール・ツー・ロール生産方式(R2R法)を使って薄膜を作製する手法を提案。膜の厚さや細孔の大きさを制御できることを明らかにし、より幅広い分野に応用できる可能性を示しました。一方西田さんは、R2R法を用いて長い製品を作る際にロールの中心部付近で起きている現象について研究。本学の橋本巨名誉教授らが培ってきた成果をもとに、芯の近くでシワやゆがみなどのトラブルが生じてしまう理由を従来よりも正確に解析する手法を提案しました。

玉田さんは、「東海大で長年研究されてきたR2R法の新しい可能性を示せたことをなによりうれしく思います。この手法を用いれば、コンパクトかつ簡便に製造することができるため、メソポーラスシリカの応用の可能性もさらに高まると期待しています。また個人的には、実験や考察が期待通りに進まなかった時もあきらめずに続けてきたことが成果につながりました。大学院修了後は企業で研究に従事するため、これからもさまざまな素材が持つ新たな可能性を拓き、社会に貢献したい」と語っています。西田さんは、「研究室では企業との共同研究も多く、常に高い緊張感をもって取り組む中で、人間的にも成長できたと感じています。特に大学院に進学してからは、後輩の指導にもあたりながら研究チームをマネジメントする経験も積むことができました。この経験は社会人になるにあたっても大きな財産になると考えています」と話しています。

 
この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

アンデスの「楽器」を多角的に分析する学際型共同研究プロジェクトがスタートしました(東海大学Webより)

2020年09月11日

文明研究所が東京大学や岡山県立大学、BIZEN中南米美術館(岡山県備前市)、本学のマイクロ・ナノ研究開発センターなどと協力し、南米で独自に栄えたアンデス文明の「楽器」を多角的に分析する学際型共同研究プロジェクトが、今年度からスタートしています。本学では、紀元前14世紀から紀元後16世紀に発展したさまざまな文化の遺物約2000点からなる国内有数規模の「アンデスコレクション」を所蔵しています。本研究所ではこれまで、「東海大学所蔵文化財活用のための基盤整備」プロジェクト(代表者=文化社会学部アジア学科・山花京子准教授)として資料の整理や写真撮影を進める一方、マイクロ・ナノ研究開発センターやイメージング研究センター、株式会社ニコンと連携し、X線CTなどの光学機器を活用して土器を撮影・分析する文理融合型の共同研究を展開。昨年度には、東京大学総合研究博物館助教の鶴見英成氏や岡山県立大学デザイン学部工芸工業デザイン学科准教授の真世土マウ氏らとともに研究会を開催「文化財を科学する」を開くなど、他大学の研究者とも連携を深めてきました。(続き
 
この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

 


精密工学科の吉田教授・窪田講師、卒業生が国際線材製品学会の最優秀論文賞を受賞しました(東海大学Webより)

2020年08月18日

工学部精密工学科の窪田紘明講師と吉田一也教授、吉田教授の研究室卒業生のトリスナ・アルディ・ウィラルディナタさん(大学院工学研究科機械工学専攻2020年度修了)、ウラディミール・フリフトフ(大学院総合理工学研究科総合理工学専攻2020年度修了)がこのほど、国際線材製品学会の最優秀論文賞と優秀論文賞を受賞しました。同学会は、世界で線材分野において最も権威のある学会です。論文賞は2019年度同学会で発表された数百の論文が対象で、約60名の選考委員によって「鉄鋼」「非鉄」「電線」「総合・一般」の各部門で最優秀賞と優秀賞が1件ずつ選ばれます。東海大学の3論文が表彰を受けました。

窪田講師と吉田教授は、昨秋イタリアで開催された同学会で論文発表し、今年1月にジャーナルに掲載された研究論文で「電線部門」の最優秀論文賞を受賞しました。受賞研究は、軽量化のため自動車電線(ワイヤーハーネス)を銅線からアルミ線に代替することを可能にする加工技術です。

大学院生のウィラルディナタさんは、「非鉄部門」の最優秀賞を受賞。新幹線、航空機などにも使われる高強度アルミを液体窒素に浸した状態で引抜き加工する特殊技術に関する成果が評価されました。同部門では、フリフトフさんも医療用のステントやネジに利用されるマグネシウム合金線の化学組成が引抜加工性と線材の機械的性質に与える影響を考察した成果で優秀賞を受賞しました。

窪田講師は、「材料の加工技術は、さまざまな製品の性能向上や材料の応用可能性を広げられる面白い分野です。今後も引抜き加工技術やプレス成形技術など複数の技術を融合させながら加工技術の可能性を広げていきたい」と語っています。また吉田教授は、「線材加工分野の研究は欧米諸国の追い上げが激しく、日本の大学の受賞は年々難しくなっていますが、学生たちが努力を続けてくれたことが受賞につながりました。東海大学の研究は、質の高さのほか独創性の面から高く評価されています。今後もこの伝統を生かし、一人でも多くの学生・院生が達成感を味わえるよう、研究室を盛り上げていきたい」と話しています。

 

この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。


新型コロナウイルスを遺伝子解析の分野から知るマイクロ・ナノ研究開発センター講演会を開催しました(東海大Webより)

2020年07月01日

マイクロ・ナノ研究開発センターでは6月17日に、オンライン講演会「新型コロナウイルス SARS-CoV-2のゲノム解析で分かること、わからないこと」(第63回MNTCセミナー)を開催しました。(中略)WEBビデオ会議システム「Zoom」を通じて教職員や学生約80名が参加しました。
中川講師は最初に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2はおよそ直径100㎚で、リボ核酸(RNA)に保存されている遺伝情報をもとに人に感染して増殖することを説明しました。コロナウイルスには多様な種類が存在しており、主に哺乳類や鳥類に感染することが分かっていることや、新型コロナウイルスを遺伝子で系統分類すると、2003年に中国で発生したSARSコロナウイルス、そして「キクガシラコウモリ」というコウモリで多数見つかっているコロナウイルスと同じグループに属していると語りました。
続き
 
 
この記事は7月1日に東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

 


精密工学科の窪田講師がSTEM教育向け知育玩具の開発に協力しました(東海大学Webより)

2020年06月23日

工学部精密工学科の窪田紘明講師が開発に協力した、STEM教育向け知育玩具「からくりのタネ」が5月29日に銀鳥産業株式会社から発売されました。STEM教育は、AI時代を生き抜く理系人材を育てる新しい教育プログラムとして世界各地で取り入れられているものです。科学・技術・工学・数学について遊びを交えて総合的に学び、自ら新しい価値を生み出す力を培うことが主な目的で、日本でも今年度から小学校でプログラミングの授業が必修となり、各地でロボット教室が開講されるなど、注目を集めています。「からくりのタネ」は、小さな子どもが工学に触れ、楽しさや驚きを体験できるキットとして企画されました。

窪田講師は、金属材料の加工技術を扱う「塑性加工学」や加工時に材料にかかる力をあつかう「弾塑性力学」が専門で、本学科ではロボットや工作機械・エンジンなどの動作をつかさどるさまざまな機構の理論やメカニズムを学ぶ「精密メカニズム」の授業を担当しています。今回の商品では、子ども向けの知育商材や文具を取り扱っている銀鳥産業株式会社が企画・設計・販売を担当。窪田講師は、授業で教えている内容をもとに学術助言を行い、商品で取り上げられた「カム機構」と「クランク機構」の動作の解説や社会で使われている事例の紹介などを担当しました。

商品は、機械工学の分野で多く用いられる「カム機構」「カム機構+スライダ・てこ機構」「揺動スライダ・クランク機構」「往復スライダ・クランク機構」「てこ・クランク(4節回転リンク機構)」の5種類が用意されています。いずれも厚紙でできており、子どもたちがパーツを組み立てて動かすことで、各機構の基本構造や動作を学べるようになっているほか、複数の種類を組み合わせて遊ぶこともできるようになっています。

窪田講師は、「『精密メカニズム』の授業で学生に教授している内容を何らかの形で社会に還元できないかと以前から思っていたので、こうした機会に恵まれてうれしく思います。幼少期にこうした玩具で遊んだ経験をしているだけでも、大学などで専門的に工学を学ぶ際にも理解しやすくなることが分かっており、将来の工学を担う人材の育成に貢献できればうれしい。また、最新のIT技術を活用して新しい商品を開発する際にも、背景にある現象を実体験として理解しておけば、より幅広く応用できるようにもなると考えています。ものづくりの教育・基礎研究は、実際のものづくりにつながっていくことも重要です。今後も産業界とのつながりを大切にしながら,その面白さを未来の産業界を担う人たちに伝え、盛り上げて行きたい」と話しています。

【からくりのタネ ホームページ】
http://www.gincho.co.jp/information/automata/

この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。


 第63回MNTC講演会(オンライン開催)

東海大学医学部医学科 基礎医学系分子生命科学 中川草講師

「新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム解析でわかること、わからないこと」

2020年6月17日(水) 17:15~

第63回MNTC講演会PDF


Ganesh 研究員と槌谷教授の論文がACS Sensors誌の表紙に掲載されました。

掲載された論文はこちら 

Advanced Artificial Electronic Skin Based pH Sensing System for Heatstroke DetectionPDF


5月15日の科学新聞1面へ大友麻子助教、中川草講師、上田真保子奨励研究員、岡村陽介教授の記事が掲載されました。

科学新聞 5月15日「培養神経細胞の均一性保ち神経細胞分化を安定的誘導」

日経産業新聞 5月14日4ページ「細胞培養用ナノシート開発」

この記事は4月21日に東海大学公式ウェブサイトで紹介されました。


4月21日の日刊ゲンダイに中川草講師の記事が掲載されました。 「新型コロナウイルスは致死率9%のSARSと何が違うのか?」

2020年04月21日

多くの人は新型コロナウイルスを「ちょっと重いインフルエンザ」とイメージしているようだが間違いだ。実は致死率9・6%の「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」と同じコロナウイルスで、遺伝子もかなり似ている。どのくらいか? 国立遺伝学研究所博士研究員、ハーバード大学客員研究員などを経て東海大学医学部分子生命科学講師を務める中川草・理学博士に聞いた。

 

「それぞれのウイルスを構成する遺伝子の類似度はおよそ7~9割です。ただし、新型コロナウイルスはSARSウイルスが進化したものではありません。両者は共通する祖先から分岐して別々に進化したウイルスで、親戚のような存在です。お互いを比較して類似度が最も低い遺伝子のひとつがS遺伝子です」

 ウイルスの突起を形成しているスパイクタンパク質(Sタンパク質)には、感染先の細胞の表面にある受容体と結合してウイルス外膜と細胞膜の融合を媒介する役割がある。S遺伝子はそのSタンパク質の性格を決めて、それを忠実につくり出す設計図が書かれている。

(続きは日刊ゲンダイ公式ウェブサイトへ)

 


医学部の大友助教らが神経細胞の新たな培養方法を提案しました(東海大Webより)

2020年04月21日

東海大学Websiteより引用

医学部医学科基礎医学系分子生命科学の大友麻子助教と中川草講師、上田真保子奨励研究員(いずれもマイクロ・ナノ研究開発センター兼務)らが、溝加工を施した高分子超薄膜を使って神経細胞を培養する新たな手法を提案。その成果をまとめた論文「Efficient differentiation and polarization of primary cultured neurons on poly(lactic acid) scaffolds with microgrooved structures」が、学術雑誌『Scientific Reports』印刷版に掲載されました。

超高齢社会を迎え、国内では加齢に伴って発症リスクが高まるアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の患者が増えていますが、効果的な治療法が見つかっていないのが現状です。こうした疾病のメカニズムを解明し、薬剤を開発するためには人工的に培養した神経細胞が用いられていますが、培養神経細胞は実験ごとに状態がばらつきやすく、均一な条件での研究や、薬剤の作用を定量的に測定することが難しい場合があります。

大友助教らのグループは、工学部応用化学科の岡村陽介教授(マイクロ・ナノ研究開発センター兼任)、東京工業大学藤枝俊宣講師、ならびに早稲田大学理工学術院武岡真司教授らよって開発されたポリ乳酸(PLA)を材料として作製したナノシートを培養基材として使用しました。ナノシートは現在までに、創傷被覆材や顕微鏡観察の際のカバーガラスの代替品としてなどさまざまな用途で使用され、注目されています。このナノシートに立体的な溝加工を施したものと、加工しなかったものを細胞基材として使って、マウスの大脳新皮質由来の神経細胞を培養。オールインワン蛍光顕微鏡や次世代シークエンサーを用いて細胞形態と遺伝子発現解析を行った結果、溝加工のないものでは神経突起がランダムに進展する一方、溝加工を施したナノシートでは神経突起の進展方向が一定に制御されるだけでなく、シナプスの形成にかかわる遺伝子群の発現が早まることを明らかにしました。これまでの研究でも培養基材の形態が神経細胞の形態形成や遺伝子発現パターンに影響を与えることは示唆されていましたが、細胞分化の促進や培養細胞の均一性に大きな役割を果たすことを明らかにしたのは本論文が初めてです。

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医学部の中川草講師らの「新型コロナウイルスの比較ウイルス学と比較ゲノム解析」に関する特別記事が『実験医学』に掲載されました(東海大Webより)

2020年04月21日

東海大学Websiteより引用

医学部医学科基礎医学系分子生命科学の中川草講師(総合医学研究所/マイクロ・ナノ研究開発センター)と京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授による「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の比較ウイルス学と比較ゲノム解析」と題した特別記事が、『実験医学』5月号(羊土社)と同オンライン版に掲載されました。ゲノム科学やバイオインフォマテフィクスが専門の中川講師は、ウイルスと宿主の共進化などについて研究しています。この記事は同社から依頼を受けて寄稿したもので、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のウイルス学的な位置づけや性状、ゲノム構造と突然変異などについて、これまで多くの科学者により発表された研究成果をもとに、比較ウイルス・ゲノム学的な視点から概括しています。

中川講師は、「動物やヒトに感染するコロナウイルスは、知られているだけで100種以上あります。SARS-CoV-2にはセンザンコウやコウモリに似た塩基配列が認められており、全く未知のウイルスというわけではありません。ウイルス学の研究者の中には、“ウイルスによる新たなアウトブレイクはいつか起こりうる”という危機感を持ち、さまざまな動物からコロナウイルスなどの新規ウイルスを同定するなどの研究を積み重ねてきた方々がいます。その成果がSARS-CoV-2の分析や同ウイルスによる感染症の診断・治療法の開発にも生かされつつあります。新型コロナウイルス感染症に関しては、感染拡大の状況や対策といった疫学的な視点からの情報は数多く提供されていますが、一方でウイルスそのものの性質については日本語でアクセスできる文献が限られていたように思えたので、関連の研究を含めてぜひ多くの人に知ってほしいと思いました」と寄稿した理由を語ります。

「ウイルスは太古の昔からヒトを含めたさまざまな生物に感染し、“いたちごっこ”のように共進化を続けてきました。そして、ときにはウイルスの配列の一部は生物の遺伝子に組み込まれ、生物の多様な機能を担う原動力となることも知られています。今後も、ウイルス感染で組み込まれた遺伝子によりヒトが獲得した機能や免疫機構の変化、ウイルスの多様性などに着目しながら比較ゲノム学的なアプローチによる研究を続け、将来的には感染症の予防や診断・治療といった臨床応用にもつなげたい」と話しています。
 
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※『実験医学』オンライン版に掲載された記事はこちらからご覧いただけます。
 なお、「羊土社HP会員」の登録が必要です(無料)。
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/special/SARS-CoV-2.html

工学部の葛巻教授の研究グループがAMEDの橋渡し研究戦略的推進プログラムに採択されました(東海大Webより)

2020年04月20日

工学部材料科学科の葛巻徹教授らのグループによる研究プロジェクト「腱形成メカニズムの解明による生体組織由来の再生人工靱帯の創製」が3月17日に、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「橋渡し研究戦略的推進プログラム」の令和2年度橋渡し研究異分野融合型研究シーズに採択されました。このプログラムは、優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効果的に橋渡しできる体制を構築し、革新的な医薬品や医療機器等の創出を推進することが目的です。今回採択されたのは、その一環として首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関が結成している首都圏ARコンソーシアム「MARC」が展開しているもの。医学部を有する大学に所属する研究者のうち、医学部以外に所属する研究者が中心となって展開するプロジェクトを支援することで日本発の革新的な医薬品・医療機器の開発を目指しています。

人をはじめとする動物の靱帯は体の運動機能を支える重要な役割を果たしていますが、一度損傷すると元のように再生できません。そのため、体の他の場所から持ってきた靱帯を移植する方法が用いられていますが、移植元の場所にも負荷を与えることになる欠点があります。葛巻教授らは、そうした課題を解決するため、靱帯再生のメカニズムを総合的に解明し、生体組織を使って人工靱帯を作成する技術の研究を展開。本学の総合科学技術研究機構によるプロジェクト研究の支援などを受けながら、医学部や理学部、農学部のほか、金沢大学や福井医療大学の研究者らと共同で進めています。

これまでの研究では、靱帯の原料となる分泌組織を生体「腱」から採取し一定の力をかけるとコラーゲン線維の架橋・成長が促進されコラーゲン線維が一方向に配列することを明らかにするとともに、コラーゲン産生細胞の特定とコラーゲン生成のメカニズムや腱から分泌される組織の構造・成分などを分析してきました。今回採択されたプロジェクトでは研究をさらに進展させ、分泌組織をシャーレ上で培養することや、3Dプリンティング技術を使ってヒト線維芽細胞集合体(スフェロイド)を円筒型に積層した構造体を作製し、テンションをかけながら培養した際の作用を調べる計画です。

葛巻教授は、「断裂した腱・靱帯の自己再生に関する研究と、生体内から取り出した分泌組織や細胞をもとに人工的に培養・成長させて人工靱帯を作る研究の両面から再生医療にチャレンジしています。腱・靱帯損傷治療に大きな可能性が開けている一方、組織の強さや成熟度などヒトへの応用に求められる適切な組織をどう設定するのか等、取り組むべき課題は多く残されています。今回取り組む実験は、様々な場面で形成されるコラーゲン線維組織の特徴を解明し再生メカニズムへの理解をさらに深め、研究を次のステップに引き上げる上でも非常に重要になると考えています。靱帯の再生が可能になれば、多くの人の健康で活力ある生活の維持に役立つことは間違いありません。今後もさまざまな分野の専門家と連携しつつ、技術の実用化を目指していきたい」と話しています。

 

葛巻 徹教授                           独自開発した牽引培養装置

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ガネシュ特定研究員らの研究グループが画期的な熱中症センサを開発しました(東海大Webより)

2020年04月15日

マイクロ・ナノ研究開発センター(MNTC)では、ガネシュ・クマール・マニ外国人特別研究員(日本学術振興会)と槌谷和義教授(工学部精密工学科)の研究グループがこのほど、熱中症の予防や診断に活用できる画期的なセンサを開発。その成果をまとめた論文「Advanced Artificial Electronic Skin Based pH Sensing System for Heatstroke Detection」が、アメリカ化学会の学術誌『ACS SENSOR』オンライン版に3月11日付で掲載されました。

熱中症は、体温の上昇に伴って体内の水分量が減り、めまいやけいれんなどを発症する病気です。気候変動の影響で世界的に年々罹患者が増え、日本をはじめ高齢化が進んでいる国では社会問題になっています。脱水症状を起こすと汗のpH値が変化することから、各地でそのpH値を測るセンサ開発が進められていますが、電源が必要になったり、センサが大型になってしまったりといった課題がありました。

ガネシュ研究員らの開発した物理センサは、皮膚に直接貼れて、外部電源を用いずにリアルタイムで正確にpH値を測れます。手の甲に貼れるサイズの高分子超薄膜(ナノシート)上に、アンチモンおよび三酸化アンチモン、ヨウ素酸銀を積層した2つの電極を取り付け、電極間で生じる微弱な電位差を利用して計測できる構造で、ナノシートは粘着剤などが一切使われていないことから肌にも優しく、繰り返し使うことができるのも特徴です。

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 4月15日の日刊ゲンダイに中川草講師の記事が掲載されました。

「緊急企画 新型コロナを正しく恐れる 新進気鋭ゲノム学者語る 人間からネコやトラに感染した意味」

2020年04月15日               

ネコに続いて今月上旬には米国ニューヨークの動物園でトラに新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。人間以外の動物に感染が広がっていることを不気味に思う人もいるのではないか。

 イヌやネコなどそれぞれの生物種ごとに感染できるコロナウイルスが決まっている。なぜ新型コロナウイルスは種を超えて感染拡大したのか? 国立遺伝学研究所博士研究員、ハーバード大学客員研究員などを経て東海大学医学部分子生命科学講師を務める中川草理学博士に聞いた。              

「ウイルスは遺伝子構造の違いによりDNAウイルスとRNAウイルスに大別されます。コロナウイルスはRNAウイルスで、RNAの塩基配列に遺伝情報を格納しています。ウイルスは単位時間当たりの遺伝子に蓄積される変異の数、すなわち進化速度が非常に速いことが知られています。新型コロナウイルスもその例外ではなく、人間の核ゲノムのDNAと比べておよそ100万倍も速いです。そのため、今回の新型コロナウイルスが、短期間で変異してネコやトラに感染できるようになったと思っている人もいるかもしれません。しかし、それは間違いです」

(続きは日刊ゲンダイ公式ウェブサイトへ)

 

↑上記に紹介しました記事について中川講師から補足コメントがございます。

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文字数の関係で細かい話ができていないので、ネコで新型コロナウイルスが「空気感染」する可能性と、ネコが新型コロナウイルスの中間宿主ではない可能性について、下に更に詳細記します。4月8日にオンライン公開された米国サイエンス誌に掲載された中国のハルビン獣医学研究所からの論文(https://science.sciencemag.org/content/early/2020/04/07/science.abb7015)では「空気感染」という言葉が確かに使われています。ただし、この実験では、高濃度の新型コロナウイルスを猫に噴霧して感染させた実験のため、そもそもの濃度が高かった可能性も他の研究者から指摘されています(https://www.nature.com/articles/d41586-020-00984-8)ので、「空気感染」はあくまでも実験室レベルでの話です。今後他の研究グループからの追試が待たれるところです。また、それではネコが原因で今回の新型コロナウイルスが広まったかもと考える人がいるかもしれません。プレプリント(査読前の論文)の報告ですが、武漢に生息する猫の抗体検査が大規模に調べた研究成果があります(https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.04.01.021196v1)。その結果、新型コロナウイルスの流行以後にサンプリングを行った猫には抗体があった、つまり猫の一部は新型コロナウイルスに感染していたと考えれれるが、それ以前の武漢で採取された猫の血液からは抗体は検出されませんでした。つまり、猫の集団中にもともとウイルスがあったわけではないと示唆されています。この結果から、猫が媒体となって新型コロナウイルスを人に感染させたのではなくて、人から猫に感染した可能性が高いと考えられます。2020年4月15日 中川追記

 


創薬研究に貢献する分析機器「BioStation CT for MPS」を開発しました(東海大Webより)

2020年04月06日

工学部機械工学科の木村啓志准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)が株式会社ニコンなどと共同で、創薬研究に貢献する新たな分析機器「BioStation CT for MPS」を開発。3月18日に湘南キャンパスにあるイメージング研究開発センターで、機器の利用説明会を開催しました。

この分析機器は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が展開している「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)」の一環として開発されたものです。同事業は、マイクロ流体デバイス技術を活用して、これまでにない画期的な細胞培養モデル(Microphysiological system: MPS)を構築し、動物実験に頼らずに医薬候補品の安全性や効果などを評価できる新たな創薬基盤の開発を目指しています。全国の大学・企業からなる16チームで構成されており、木村准教授は「創薬における高次in vitro評価系としてのKidney-on-a-chipの開発」の研究開発代表者を務めています。

木村准教授の研究室では、3年前から腎臓内科医の南学正臣教授(東京大学)や、藤井輝夫教授(同)、ニコンなどと共同で、腎臓の機能を再現するモデルデバイスの開発と評価方法の構築に向けた研究に取り組んでいます。体に不要な物質を排出する尿を作る重要な働きを持っている腎臓の中でも、血液から不要物を取り除いて原尿を作る糸球体と、原尿内の水分と栄養素を再吸収する尿細管の機能を人工的に再現したマイクロ流体デバイスを開発。ニコンが販売している細胞培養観察装置「BioStation CT」をベースにデバイス内で起きるさまざまな現象を24時間自動で観察できる観察システムを構築しました。これによって、さまざまな条件下で、生体内の血流を模した流体による機械的な刺激を細胞に与えたときの変化や医薬候補品投与前後の変化を細胞レベルで経時的に追うことができるようになりました。

本学公式ウェブサイト記事はこちら


羊土社実験医学のwebsiteにて、「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の比較ウイルス学と比較ゲノム解析」が先行公開されました。

「実験医学」2020年5月号(4月20日発行)では,京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸先生,東海大学医学部分子生命科学の中川 草先生に,新型コロナウイルスSARS-CoV-2の最新の科学的知見につき特別記事をご執筆いただきました.日々新たな論文(プレプリントを含む)が発表されるなか,私たち編集部も一刻も早く情報をお届けすべきと考え,このたび掲載号発行に先んじてWebにて記事を先行公開いたします.

「実験医学」編集部より

公式サイトはこちらhttps://www.yodosha.co.jp/(閲覧には無料の登録が必要です)


機械工学科の木村准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)の研究チームが日本医療研究開発機構(AMED)の「橋渡し研究戦略的推進プログラム」に採択されました(東海大Webより)

2020年03月24日

工学部機械工学科の木村啓志准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)の研究グループの研究プロジェクト「生理的神経筋結合部を有する筋萎縮性側索硬化症(ALS)モデルの構築」がこのほど、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「橋渡し研究戦略的推進プログラム」異分野融合型研究開発推進支援事業に採択されました。本事業は、優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効果的に橋渡しできる体制を構築し、革新的な医薬品や医療機器等の創出を推進することが目的です。今回採択されたのは、その一環として首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関が結成している首都圏ARコンソーシアム「MARC」が展開しているもので、医学部を有する大学に所属する研究者のうち、医学部以外に所属する研究者が中心となって展開するプロジェクトを支援することで日本発の革新的な医薬品・医療機器の開発を目指しています。
 
本学公式ウェブサイト記事はこちら


顕微鏡観察用のナノシート「Myell(マイエル)」の本格販売が始まりました(東海大Webより)

2020年03月17日

本学マイクロ・ナノ研究開発センターの喜多理王所長(理学部教授)らが中心となって設立した大学発ベンチャーである株式会社チューンがこのほど、顕微鏡観察用ナノシート「Myell(マイエル)TM」の本格販売を開始しました。本センターと株式会社ニコンインステックが進めている共同研究の成果と本学の特許技術を生かした顕微鏡観察で一般的に使われているカバーガラスの代替品として利用できる高分子超薄膜で、バイオサイエンスやメディカル、生物学などさまざまな分野への貢献が期待できます。実験用機器等の販売を手掛けているフナコシ(株)からの独占販売となります。

本学公式ウェブサイト記事はこちら

 


中止のお知らせ 
東海大学マイクロ・ナノ啓発会【Tμne】

Tμneにご参加の皆様
昨今の新型コロナウィルス感染症の情勢を鑑みて、2020年2月27日に予定されていた東海大学マイクロ・ナノ啓発会第12回学術講演会はすべてのプログラムを中止します。参加を予定されていた皆様には大変申し訳ありませんが事情を汲んでいただければ幸いです。

発表者・申込者には予稿集を後ほどお届けします。
中止となった発表演題は学会発表したものとみなします。
参加費の支払いは不要です。

何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
マイクロ・ナノ啓発会 
世話人一同


東海大学マイクロ・ナノ啓発会【Tμne】

参加登録・発表申し込みサイト
第12回学術講演会
日時:2020年2月27日(木)10:00~18:30
場所:東海大学湘南キャンパス19号館3階311室&アカデミックラウンジ

基調講演: 株式会社ニコンフェロー古江-楠田美保先生

「ライブセルイメージングを利用した細胞培養の定量化」

 オーラルセッション:

秦野伸二教授
(医学部医学科基礎医学系分子生命科学)
「オートファジー・エンドリソソーム系に焦点を当てた神経変性疾患新規薬剤スクリーニング系の開発」

 北夕紀准教授
(生物学部海洋生物科学科)
「遺伝学的手法を用いたイルカ・クジラ類の研究」

高橋俊准教授
(工学部動力機械工学科)
「モデル実験と数値解析による腎臓結石の排石予測」

安田佳代講師
(健康学部健康マネジメント学科)
「転写因子MXL-3による酸化ストレス応答と栄養シグナルの統合機構の解明」

 源馬龍太講師
(工学部材料科学科)
「水素吸蔵合金によるCO2のメタン化と微細組織変化」

PDF. Tune12チラシ・プログラム



化学科の冨田准教授の研究グループが「2019年度物質・デバイス共同研究賞」を受賞しました

理学部化学科の冨田恒之准教授が代表を務める研究グループがこのほど、物質・デバイス領域共同研究拠点の「2019年度物質・デバイス共同研究賞」を受賞。7月1日に大阪・千里ライフサイエンスセンターで開かれた「第9回 物質・デバイス領域共同研究拠点活動報告会及び平成30年度 ダイナミック・アライアンス成果報告会〜進化し続ける共同研究拠点組織〜」で表彰式が行われ、冨田准教授が出席しました。

 

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岡村准教授、張研究員らの研究グループが光学顕微鏡で生体試料を高精細でより深く観察する新技術を開発しました

工学部応用化学科の岡村陽介准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)、張宏研究員(同)らがこのほど、撥水性のナノシートを活用して一般的な光学顕微鏡で生体試料を高精細でより深部まで観察できる新技術を開発しました。成果をまとめた論文が1月10日付で、科学全般に関するオンラインジャーナル『PLOS ONE』に掲載されています。

 

 

 

 

 

【論文タイトル】
Nanosheet wrapping-assisted coverslip-free imaging for looking deeper into a tissue at high resolution

【論文URL】
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0227650

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大学院工学研究科応用理化学専攻1年次生の白鳥瑚乃羽さんが、2019年11月26日に茨城県つくば市で開催された日本バイオマテル学会大会で、優秀研究ポスター賞を受賞しました。

 
大学院工学研究科応用理化学専攻1年次生の白鳥瑚乃羽さん(指導教員=工学部応用科学科/マイクロ・ナノ研究開発センター:岡村陽介准教授)が、2019年11月26日に茨城県つくば市で開催された日本バイオマテル学会大会で、優秀研究ポスター賞を受賞しました。この学会は、生体に使用する材料とその応用に関する科学・技術の発展・向上を目的として活動しています。同賞は、大会発表者のうち学生を含む若手研究者による優秀な発表に対して贈られるものです。

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第62回MNTC講演会
2020年1月8日(水) 15:30~17:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター

「センターメンバーの発表による研究交流会」

   冨田 恒之 先生(理学部化学科)

   福田 篤 先生 (創造科学技術研究機構 医学部門)

   樺山 一哉 先生(大阪大学大学院 理学研究科)

62回MNTC講演会.pdf


第61回MNTC講演会
2019年12月24日(火) 16:00~17:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演者:中山 正光 氏
( 東海大学大学院 医学研究科 先端医科学専攻)
演題 「医工連携による新規抗血栓性材料評価システムの提案」


機械工学科の落合教授と畔津教授らの研究グループがNEDOの国際協力事業に採択されました

工学部機械工学科の落合成行教授と畔津昭彦教授らの研究グループが展開するプロジェクト「ピストンリング周りの燃料とオイル挙動の明確化研究」がこのほど、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2019年度「国際研究開発/コファンド事業/日本―ドイツ研究開発協力事業(CORNET)」に採択されました。この事業は、互いの技術が競合しない分野での日本とドイツ企業等による技術開発やイノベーションにかかわる連携の促進を目指して、NEDOとドイツ産業研究協会連合(AiF)が両国コンソーシアム間の共同研究開発プロジェクトを支援するものです。 東海大学の総合科学技術研究所では、昨年度から学際型の共同研究ユニットとして「メソ領域における流れの可視化による新たな技術の創出」を展開。極小領域にあたるナノレベルから数十センチを超えるマクロレベルまでのさまざまな領域(メソ領域)で生じる物質の流れの解明を目指す研究を展開しており、本グループの研究もその一つとして取り組んでいるものです。

東海大学 機械工学科の落合教授と畔津教授らの研究グループがNEDOの国際協力事業に採択されました


ガネシュ研究員が2つの国際会議で学会賞を受賞しました

マイクロ・ナノ研究開発センターのガネシュ・クマール・マニ研究員(工学部精密工学科・槌谷和義教授研究室)が、10月29日に東京都調布市の電気通信大学で開催された「IRAGO Conference 2019」で、ベストポスター賞にあたる「IRAGO-STEM Young Scientist Award」を受賞しました。IRAGO Conferenceは、国内外の研究機関や企業で活躍する研究者や学生が最新の研究動向に触れ、ネットワークをつくる機会として電気通信大学と豊橋工科大学、本学が共同で毎年開催しているものです。ガネシュ研究員は、11月14、15日に静岡県浜松市で開催された「International Symposium on Biomedical Engineering」でも「Young Researchers Award」を受賞しました。

東海大学 ガネシュ研究員が2つの国際会議で学会賞を受賞しました


第9回テニュアトラック制度シンポジウムについてのお知らせ

「芸術作品と科学」開催のご案内


~ご興味を持つ方はぜひご来場ください~


第60回MNTC講演会を開催します

日程:2019年10月8日(火) 17:15~18:15
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演題:サーボ制御技術、モーション制御技術、超精密ナノインプリント技術、画像
認識技術を基軸とした三明電子産業の生産/検査システムおよび海洋分野支援システム
演者:千葉 高久 氏(三明電子産業株式会社 開発部長)



 

第59回MNTC講演会を開催します

日程:2019年10月10日(木) 14:00~15:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演題:Synthesis of polymer / polymer nanoparticles of advanced hybrid morphologies using emulsion-based approaches
演者:Per B. Zetterlund(Professor, Co-Director)


 

第58回MNTC講演会を開催します

日程:2019年9月27日(金) 11:30~13:00
場所:東海大学医学部5号館(病院)5階会議室
演題:留学のすゝめ!+ A2O3の奇天烈成功法則
演者:佐々木敦朗 先生(シンシナティ大学・慶應義塾大学・UJA代表)


イノベーション・ジャパン2019に出展しました

2019年8月29日(木) 8月30日(金)
東京ビックサイト「イノベーション・ジャパン 2019」(主催:JST他)
「ライフサイエンス」分野にて喜多理王教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)が、ポスターやサンプル等で自身の研究紹介しました。

開催概要
【会期】
2019年8月29日(木)・30日(金) (入場無料)
[8月29日(木) 10:00から17:30]
[8月30日(金) 10:00から17:00]

【会場】
東京ビッグサイト(国際展示場)青海展示場 Bホール
(東京都江東区 青海 1-2-33)
りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩2分
ゆりかもめ「青海駅」より徒歩4分
ほか以下のサイトをご参照ください。
http://www.bigsight.jp/access/aomi/information/
※昨年と会場場所が異なっておりますのでご注意ください。


MNTC第57回講演会
2019年8月6日(火) 13:30~14:30
12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
「脊椎動物形態形成遺伝子発現調節機構の進化:Dlx遺伝子群を例に」
理化学研究所 生命機能科学研究センター 高速ゲノム変異マウス作製支援ユニット
ユニットリーダー 隅山 健太 先生


MNTC57回隅山先生_ver1.pdf

文理融合アート・サイエンス第一弾!!

【文化財を科学するーアンデス土器の構造解析に関する研究会ー】開催されます。
2019年8月2日(金) 11:00~17:00 入場無料 参加自由
ご参加お待ちしております。


文化財を科学するチラシ


国際生物学オリンピックについてのお知らせ

2019年国内本選に関してクラウドのチャレンジを行っています。
詳細はこちら:
学術系のクラウドファンディング academist
~生物学オリンピックを通じて、生物学に興味を持つ人々の裾野を広げたい~
ぜひ一度、上記URLリンクをご覧ください。


MNTC第56回講演会
2019年6月7日(金) 17:30~18:30
12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
「THE大学ランキングと大学の研究情報発信 -論文引用件数の状況を中心にー」
東海大学グローバル推進本部長 山口 滋 教授


MNTC56Seminar2019June07.pdf



東海大学マイクロ・ナノ研究開発センター 第55回講演会
2019年5月11日(土) 15:00開始
湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
・センターの概要について
・メンバーによる研究紹介(自己紹介)
・交流会(意見交換会)


Vol55_MNTC2019.pdf

2019年度 所報公開(2020年3月31日)

2019年度マイクロ・ナノ研究開発センターの所報を公開しました。

2019年度MNTC所報のダウンロード

(2020年4月3日訂正版 PDF形式 10MB)


マイクロ・ナノ研究開発センター共催の「ボトルビルダーズ – 古代アンデス、壺中のラビリンス」が特別展示されます。

開催場所:東京大学総合研究博物館、小石川分館
開催期間:2020. 9/24 (木)  – 11/29(日)
       10:00~16:30(入館は16:00まで)
     月・火・水曜日休館(祝日の場合は開館)
入館無料

チラシPDF

 


大学院工学研究科の玉田さんと砂見准教授がアメリカ機械学会で最優秀論文賞を受賞(東海大学Webより)

2020年09月14日

大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の玉田麻樹雄さんと指導教員の砂見雄太准教授(工学部機械工学科)が、アメリカ機械学会の情報記憶・処理システム部門の最優秀論文賞を受賞しました。同賞は、6月24、25日にオンライン開催された同部門の年次大会参加者の中から、特に優れた発表を行った研究者に贈られるものです。同学会では、同2年次生の西田武史さんも入賞し、大会参加費が免除されました。

玉田さんは、新素材メソポーラスシリカの加工法を研究しています。この素材は、数㎚から数十㎚の孔が規則的に並んだ構造を持っている半透明の物質で、表面積が大きく、吸着性が高いことから化学反応を促進する触媒や汚染物質の吸着物質として期待されています。その一方で、効果的に大量生産できる加工法が見つかっていない欠点がありました。玉田さんは、さまざまな厚さのものを大量生産できるロール・ツー・ロール生産方式(R2R法)を使って薄膜を作製する手法を提案。膜の厚さや細孔の大きさを制御できることを明らかにし、より幅広い分野に応用できる可能性を示しました。一方西田さんは、R2R法を用いて長い製品を作る際にロールの中心部付近で起きている現象について研究。本学の橋本巨名誉教授らが培ってきた成果をもとに、芯の近くでシワやゆがみなどのトラブルが生じてしまう理由を従来よりも正確に解析する手法を提案しました。

玉田さんは、「東海大で長年研究されてきたR2R法の新しい可能性を示せたことをなによりうれしく思います。この手法を用いれば、コンパクトかつ簡便に製造することができるため、メソポーラスシリカの応用の可能性もさらに高まると期待しています。また個人的には、実験や考察が期待通りに進まなかった時もあきらめずに続けてきたことが成果につながりました。大学院修了後は企業で研究に従事するため、これからもさまざまな素材が持つ新たな可能性を拓き、社会に貢献したい」と語っています。西田さんは、「研究室では企業との共同研究も多く、常に高い緊張感をもって取り組む中で、人間的にも成長できたと感じています。特に大学院に進学してからは、後輩の指導にもあたりながら研究チームをマネジメントする経験も積むことができました。この経験は社会人になるにあたっても大きな財産になると考えています」と話しています。

 
この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

アンデスの「楽器」を多角的に分析する学際型共同研究プロジェクトがスタートしました(東海大学Webより)

2020年09月11日

文明研究所が東京大学や岡山県立大学、BIZEN中南米美術館(岡山県備前市)、本学のマイクロ・ナノ研究開発センターなどと協力し、南米で独自に栄えたアンデス文明の「楽器」を多角的に分析する学際型共同研究プロジェクトが、今年度からスタートしています。本学では、紀元前14世紀から紀元後16世紀に発展したさまざまな文化の遺物約2000点からなる国内有数規模の「アンデスコレクション」を所蔵しています。本研究所ではこれまで、「東海大学所蔵文化財活用のための基盤整備」プロジェクト(代表者=文化社会学部アジア学科・山花京子准教授)として資料の整理や写真撮影を進める一方、マイクロ・ナノ研究開発センターやイメージング研究センター、株式会社ニコンと連携し、X線CTなどの光学機器を活用して土器を撮影・分析する文理融合型の共同研究を展開。昨年度には、東京大学総合研究博物館助教の鶴見英成氏や岡山県立大学デザイン学部工芸工業デザイン学科准教授の真世土マウ氏らとともに研究会を開催「文化財を科学する」を開くなど、他大学の研究者とも連携を深めてきました。(続き
 
この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

 


精密工学科の吉田教授・窪田講師、卒業生が国際線材製品学会の最優秀論文賞を受賞しました(東海大学Webより)

2020年08月18日

工学部精密工学科の窪田紘明講師と吉田一也教授、吉田教授の研究室卒業生のトリスナ・アルディ・ウィラルディナタさん(大学院工学研究科機械工学専攻2020年度修了)、ウラディミール・フリフトフ(大学院総合理工学研究科総合理工学専攻2020年度修了)がこのほど、国際線材製品学会の最優秀論文賞と優秀論文賞を受賞しました。同学会は、世界で線材分野において最も権威のある学会です。論文賞は2019年度同学会で発表された数百の論文が対象で、約60名の選考委員によって「鉄鋼」「非鉄」「電線」「総合・一般」の各部門で最優秀賞と優秀賞が1件ずつ選ばれます。東海大学の3論文が表彰を受けました。

窪田講師と吉田教授は、昨秋イタリアで開催された同学会で論文発表し、今年1月にジャーナルに掲載された研究論文で「電線部門」の最優秀論文賞を受賞しました。受賞研究は、軽量化のため自動車電線(ワイヤーハーネス)を銅線からアルミ線に代替することを可能にする加工技術です。

大学院生のウィラルディナタさんは、「非鉄部門」の最優秀賞を受賞。新幹線、航空機などにも使われる高強度アルミを液体窒素に浸した状態で引抜き加工する特殊技術に関する成果が評価されました。同部門では、フリフトフさんも医療用のステントやネジに利用されるマグネシウム合金線の化学組成が引抜加工性と線材の機械的性質に与える影響を考察した成果で優秀賞を受賞しました。

窪田講師は、「材料の加工技術は、さまざまな製品の性能向上や材料の応用可能性を広げられる面白い分野です。今後も引抜き加工技術やプレス成形技術など複数の技術を融合させながら加工技術の可能性を広げていきたい」と語っています。また吉田教授は、「線材加工分野の研究は欧米諸国の追い上げが激しく、日本の大学の受賞は年々難しくなっていますが、学生たちが努力を続けてくれたことが受賞につながりました。東海大学の研究は、質の高さのほか独創性の面から高く評価されています。今後もこの伝統を生かし、一人でも多くの学生・院生が達成感を味わえるよう、研究室を盛り上げていきたい」と話しています。

 

この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。


新型コロナウイルスを遺伝子解析の分野から知るマイクロ・ナノ研究開発センター講演会を開催しました(東海大Webより)

2020年07月01日

マイクロ・ナノ研究開発センターでは6月17日に、オンライン講演会「新型コロナウイルス SARS-CoV-2のゲノム解析で分かること、わからないこと」(第63回MNTCセミナー)を開催しました。(中略)WEBビデオ会議システム「Zoom」を通じて教職員や学生約80名が参加しました。
中川講師は最初に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであるSARS-CoV-2はおよそ直径100㎚で、リボ核酸(RNA)に保存されている遺伝情報をもとに人に感染して増殖することを説明しました。コロナウイルスには多様な種類が存在しており、主に哺乳類や鳥類に感染することが分かっていることや、新型コロナウイルスを遺伝子で系統分類すると、2003年に中国で発生したSARSコロナウイルス、そして「キクガシラコウモリ」というコウモリで多数見つかっているコロナウイルスと同じグループに属していると語りました。
続き
 
 
この記事は7月1日に東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。

 


精密工学科の窪田講師がSTEM教育向け知育玩具の開発に協力しました(東海大学Webより)

2020年06月23日

工学部精密工学科の窪田紘明講師が開発に協力した、STEM教育向け知育玩具「からくりのタネ」が5月29日に銀鳥産業株式会社から発売されました。STEM教育は、AI時代を生き抜く理系人材を育てる新しい教育プログラムとして世界各地で取り入れられているものです。科学・技術・工学・数学について遊びを交えて総合的に学び、自ら新しい価値を生み出す力を培うことが主な目的で、日本でも今年度から小学校でプログラミングの授業が必修となり、各地でロボット教室が開講されるなど、注目を集めています。「からくりのタネ」は、小さな子どもが工学に触れ、楽しさや驚きを体験できるキットとして企画されました。

窪田講師は、金属材料の加工技術を扱う「塑性加工学」や加工時に材料にかかる力をあつかう「弾塑性力学」が専門で、本学科ではロボットや工作機械・エンジンなどの動作をつかさどるさまざまな機構の理論やメカニズムを学ぶ「精密メカニズム」の授業を担当しています。今回の商品では、子ども向けの知育商材や文具を取り扱っている銀鳥産業株式会社が企画・設計・販売を担当。窪田講師は、授業で教えている内容をもとに学術助言を行い、商品で取り上げられた「カム機構」と「クランク機構」の動作の解説や社会で使われている事例の紹介などを担当しました。

商品は、機械工学の分野で多く用いられる「カム機構」「カム機構+スライダ・てこ機構」「揺動スライダ・クランク機構」「往復スライダ・クランク機構」「てこ・クランク(4節回転リンク機構)」の5種類が用意されています。いずれも厚紙でできており、子どもたちがパーツを組み立てて動かすことで、各機構の基本構造や動作を学べるようになっているほか、複数の種類を組み合わせて遊ぶこともできるようになっています。

窪田講師は、「『精密メカニズム』の授業で学生に教授している内容を何らかの形で社会に還元できないかと以前から思っていたので、こうした機会に恵まれてうれしく思います。幼少期にこうした玩具で遊んだ経験をしているだけでも、大学などで専門的に工学を学ぶ際にも理解しやすくなることが分かっており、将来の工学を担う人材の育成に貢献できればうれしい。また、最新のIT技術を活用して新しい商品を開発する際にも、背景にある現象を実体験として理解しておけば、より幅広く応用できるようにもなると考えています。ものづくりの教育・基礎研究は、実際のものづくりにつながっていくことも重要です。今後も産業界とのつながりを大切にしながら,その面白さを未来の産業界を担う人たちに伝え、盛り上げて行きたい」と話しています。

【からくりのタネ ホームページ】
http://www.gincho.co.jp/information/automata/

この記事は東海大学公式ウェブサイトで紹介されています。


 第63回MNTC講演会(オンライン開催)

東海大学医学部医学科 基礎医学系分子生命科学 中川草講師

「新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム解析でわかること、わからないこと」

2020年6月17日(水) 17:15~

第63回MNTC講演会PDF


Ganesh 研究員と槌谷教授の論文がACS Sensors誌の表紙に掲載されました。

掲載された論文はこちら 

Advanced Artificial Electronic Skin Based pH Sensing System for Heatstroke DetectionPDF


5月15日の科学新聞1面へ大友麻子助教、中川草講師、上田真保子奨励研究員、岡村陽介教授の記事が掲載されました。

科学新聞 5月15日「培養神経細胞の均一性保ち神経細胞分化を安定的誘導」

日経産業新聞 5月14日4ページ「細胞培養用ナノシート開発」

この記事は4月21日に東海大学公式ウェブサイトで紹介されました。


4月21日の日刊ゲンダイに中川草講師の記事が掲載されました。 「新型コロナウイルスは致死率9%のSARSと何が違うのか?」

2020年04月21日

多くの人は新型コロナウイルスを「ちょっと重いインフルエンザ」とイメージしているようだが間違いだ。実は致死率9・6%の「重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルス」と同じコロナウイルスで、遺伝子もかなり似ている。どのくらいか? 国立遺伝学研究所博士研究員、ハーバード大学客員研究員などを経て東海大学医学部分子生命科学講師を務める中川草・理学博士に聞いた。

 

「それぞれのウイルスを構成する遺伝子の類似度はおよそ7~9割です。ただし、新型コロナウイルスはSARSウイルスが進化したものではありません。両者は共通する祖先から分岐して別々に進化したウイルスで、親戚のような存在です。お互いを比較して類似度が最も低い遺伝子のひとつがS遺伝子です」

 ウイルスの突起を形成しているスパイクタンパク質(Sタンパク質)には、感染先の細胞の表面にある受容体と結合してウイルス外膜と細胞膜の融合を媒介する役割がある。S遺伝子はそのSタンパク質の性格を決めて、それを忠実につくり出す設計図が書かれている。

(続きは日刊ゲンダイ公式ウェブサイトへ)

 


医学部の大友助教らが神経細胞の新たな培養方法を提案しました(東海大Webより)

2020年04月21日

東海大学Websiteより引用

医学部医学科基礎医学系分子生命科学の大友麻子助教と中川草講師、上田真保子奨励研究員(いずれもマイクロ・ナノ研究開発センター兼務)らが、溝加工を施した高分子超薄膜を使って神経細胞を培養する新たな手法を提案。その成果をまとめた論文「Efficient differentiation and polarization of primary cultured neurons on poly(lactic acid) scaffolds with microgrooved structures」が、学術雑誌『Scientific Reports』印刷版に掲載されました。

超高齢社会を迎え、国内では加齢に伴って発症リスクが高まるアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の患者が増えていますが、効果的な治療法が見つかっていないのが現状です。こうした疾病のメカニズムを解明し、薬剤を開発するためには人工的に培養した神経細胞が用いられていますが、培養神経細胞は実験ごとに状態がばらつきやすく、均一な条件での研究や、薬剤の作用を定量的に測定することが難しい場合があります。

大友助教らのグループは、工学部応用化学科の岡村陽介教授(マイクロ・ナノ研究開発センター兼任)、東京工業大学藤枝俊宣講師、ならびに早稲田大学理工学術院武岡真司教授らよって開発されたポリ乳酸(PLA)を材料として作製したナノシートを培養基材として使用しました。ナノシートは現在までに、創傷被覆材や顕微鏡観察の際のカバーガラスの代替品としてなどさまざまな用途で使用され、注目されています。このナノシートに立体的な溝加工を施したものと、加工しなかったものを細胞基材として使って、マウスの大脳新皮質由来の神経細胞を培養。オールインワン蛍光顕微鏡や次世代シークエンサーを用いて細胞形態と遺伝子発現解析を行った結果、溝加工のないものでは神経突起がランダムに進展する一方、溝加工を施したナノシートでは神経突起の進展方向が一定に制御されるだけでなく、シナプスの形成にかかわる遺伝子群の発現が早まることを明らかにしました。これまでの研究でも培養基材の形態が神経細胞の形態形成や遺伝子発現パターンに影響を与えることは示唆されていましたが、細胞分化の促進や培養細胞の均一性に大きな役割を果たすことを明らかにしたのは本論文が初めてです。

東海大学公式ウェブサイトはこちら

 


医学部の中川草講師らの「新型コロナウイルスの比較ウイルス学と比較ゲノム解析」に関する特別記事が『実験医学』に掲載されました(東海大Webより)

2020年04月21日

東海大学Websiteより引用

医学部医学科基礎医学系分子生命科学の中川草講師(総合医学研究所/マイクロ・ナノ研究開発センター)と京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授による「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の比較ウイルス学と比較ゲノム解析」と題した特別記事が、『実験医学』5月号(羊土社)と同オンライン版に掲載されました。ゲノム科学やバイオインフォマテフィクスが専門の中川講師は、ウイルスと宿主の共進化などについて研究しています。この記事は同社から依頼を受けて寄稿したもので、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のウイルス学的な位置づけや性状、ゲノム構造と突然変異などについて、これまで多くの科学者により発表された研究成果をもとに、比較ウイルス・ゲノム学的な視点から概括しています。

中川講師は、「動物やヒトに感染するコロナウイルスは、知られているだけで100種以上あります。SARS-CoV-2にはセンザンコウやコウモリに似た塩基配列が認められており、全く未知のウイルスというわけではありません。ウイルス学の研究者の中には、“ウイルスによる新たなアウトブレイクはいつか起こりうる”という危機感を持ち、さまざまな動物からコロナウイルスなどの新規ウイルスを同定するなどの研究を積み重ねてきた方々がいます。その成果がSARS-CoV-2の分析や同ウイルスによる感染症の診断・治療法の開発にも生かされつつあります。新型コロナウイルス感染症に関しては、感染拡大の状況や対策といった疫学的な視点からの情報は数多く提供されていますが、一方でウイルスそのものの性質については日本語でアクセスできる文献が限られていたように思えたので、関連の研究を含めてぜひ多くの人に知ってほしいと思いました」と寄稿した理由を語ります。

「ウイルスは太古の昔からヒトを含めたさまざまな生物に感染し、“いたちごっこ”のように共進化を続けてきました。そして、ときにはウイルスの配列の一部は生物の遺伝子に組み込まれ、生物の多様な機能を担う原動力となることも知られています。今後も、ウイルス感染で組み込まれた遺伝子によりヒトが獲得した機能や免疫機構の変化、ウイルスの多様性などに着目しながら比較ゲノム学的なアプローチによる研究を続け、将来的には感染症の予防や診断・治療といった臨床応用にもつなげたい」と話しています。
 
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※『実験医学』オンライン版に掲載された記事はこちらからご覧いただけます。
 なお、「羊土社HP会員」の登録が必要です(無料)。
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/special/SARS-CoV-2.html

工学部の葛巻教授の研究グループがAMEDの橋渡し研究戦略的推進プログラムに採択されました(東海大Webより)

2020年04月20日

工学部材料科学科の葛巻徹教授らのグループによる研究プロジェクト「腱形成メカニズムの解明による生体組織由来の再生人工靱帯の創製」が3月17日に、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「橋渡し研究戦略的推進プログラム」の令和2年度橋渡し研究異分野融合型研究シーズに採択されました。このプログラムは、優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効果的に橋渡しできる体制を構築し、革新的な医薬品や医療機器等の創出を推進することが目的です。今回採択されたのは、その一環として首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関が結成している首都圏ARコンソーシアム「MARC」が展開しているもの。医学部を有する大学に所属する研究者のうち、医学部以外に所属する研究者が中心となって展開するプロジェクトを支援することで日本発の革新的な医薬品・医療機器の開発を目指しています。

人をはじめとする動物の靱帯は体の運動機能を支える重要な役割を果たしていますが、一度損傷すると元のように再生できません。そのため、体の他の場所から持ってきた靱帯を移植する方法が用いられていますが、移植元の場所にも負荷を与えることになる欠点があります。葛巻教授らは、そうした課題を解決するため、靱帯再生のメカニズムを総合的に解明し、生体組織を使って人工靱帯を作成する技術の研究を展開。本学の総合科学技術研究機構によるプロジェクト研究の支援などを受けながら、医学部や理学部、農学部のほか、金沢大学や福井医療大学の研究者らと共同で進めています。

これまでの研究では、靱帯の原料となる分泌組織を生体「腱」から採取し一定の力をかけるとコラーゲン線維の架橋・成長が促進されコラーゲン線維が一方向に配列することを明らかにするとともに、コラーゲン産生細胞の特定とコラーゲン生成のメカニズムや腱から分泌される組織の構造・成分などを分析してきました。今回採択されたプロジェクトでは研究をさらに進展させ、分泌組織をシャーレ上で培養することや、3Dプリンティング技術を使ってヒト線維芽細胞集合体(スフェロイド)を円筒型に積層した構造体を作製し、テンションをかけながら培養した際の作用を調べる計画です。

葛巻教授は、「断裂した腱・靱帯の自己再生に関する研究と、生体内から取り出した分泌組織や細胞をもとに人工的に培養・成長させて人工靱帯を作る研究の両面から再生医療にチャレンジしています。腱・靱帯損傷治療に大きな可能性が開けている一方、組織の強さや成熟度などヒトへの応用に求められる適切な組織をどう設定するのか等、取り組むべき課題は多く残されています。今回取り組む実験は、様々な場面で形成されるコラーゲン線維組織の特徴を解明し再生メカニズムへの理解をさらに深め、研究を次のステップに引き上げる上でも非常に重要になると考えています。靱帯の再生が可能になれば、多くの人の健康で活力ある生活の維持に役立つことは間違いありません。今後もさまざまな分野の専門家と連携しつつ、技術の実用化を目指していきたい」と話しています。

 

葛巻 徹教授                           独自開発した牽引培養装置

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ガネシュ特定研究員らの研究グループが画期的な熱中症センサを開発しました(東海大Webより)

2020年04月15日

マイクロ・ナノ研究開発センター(MNTC)では、ガネシュ・クマール・マニ外国人特別研究員(日本学術振興会)と槌谷和義教授(工学部精密工学科)の研究グループがこのほど、熱中症の予防や診断に活用できる画期的なセンサを開発。その成果をまとめた論文「Advanced Artificial Electronic Skin Based pH Sensing System for Heatstroke Detection」が、アメリカ化学会の学術誌『ACS SENSOR』オンライン版に3月11日付で掲載されました。

熱中症は、体温の上昇に伴って体内の水分量が減り、めまいやけいれんなどを発症する病気です。気候変動の影響で世界的に年々罹患者が増え、日本をはじめ高齢化が進んでいる国では社会問題になっています。脱水症状を起こすと汗のpH値が変化することから、各地でそのpH値を測るセンサ開発が進められていますが、電源が必要になったり、センサが大型になってしまったりといった課題がありました。

ガネシュ研究員らの開発した物理センサは、皮膚に直接貼れて、外部電源を用いずにリアルタイムで正確にpH値を測れます。手の甲に貼れるサイズの高分子超薄膜(ナノシート)上に、アンチモンおよび三酸化アンチモン、ヨウ素酸銀を積層した2つの電極を取り付け、電極間で生じる微弱な電位差を利用して計測できる構造で、ナノシートは粘着剤などが一切使われていないことから肌にも優しく、繰り返し使うことができるのも特徴です。

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 4月15日の日刊ゲンダイに中川草講師の記事が掲載されました。

「緊急企画 新型コロナを正しく恐れる 新進気鋭ゲノム学者語る 人間からネコやトラに感染した意味」

2020年04月15日               

ネコに続いて今月上旬には米国ニューヨークの動物園でトラに新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。人間以外の動物に感染が広がっていることを不気味に思う人もいるのではないか。

 イヌやネコなどそれぞれの生物種ごとに感染できるコロナウイルスが決まっている。なぜ新型コロナウイルスは種を超えて感染拡大したのか? 国立遺伝学研究所博士研究員、ハーバード大学客員研究員などを経て東海大学医学部分子生命科学講師を務める中川草理学博士に聞いた。              

「ウイルスは遺伝子構造の違いによりDNAウイルスとRNAウイルスに大別されます。コロナウイルスはRNAウイルスで、RNAの塩基配列に遺伝情報を格納しています。ウイルスは単位時間当たりの遺伝子に蓄積される変異の数、すなわち進化速度が非常に速いことが知られています。新型コロナウイルスもその例外ではなく、人間の核ゲノムのDNAと比べておよそ100万倍も速いです。そのため、今回の新型コロナウイルスが、短期間で変異してネコやトラに感染できるようになったと思っている人もいるかもしれません。しかし、それは間違いです」

(続きは日刊ゲンダイ公式ウェブサイトへ)

 

↑上記に紹介しました記事について中川講師から補足コメントがございます。

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文字数の関係で細かい話ができていないので、ネコで新型コロナウイルスが「空気感染」する可能性と、ネコが新型コロナウイルスの中間宿主ではない可能性について、下に更に詳細記します。4月8日にオンライン公開された米国サイエンス誌に掲載された中国のハルビン獣医学研究所からの論文(https://science.sciencemag.org/content/early/2020/04/07/science.abb7015)では「空気感染」という言葉が確かに使われています。ただし、この実験では、高濃度の新型コロナウイルスを猫に噴霧して感染させた実験のため、そもそもの濃度が高かった可能性も他の研究者から指摘されています(https://www.nature.com/articles/d41586-020-00984-8)ので、「空気感染」はあくまでも実験室レベルでの話です。今後他の研究グループからの追試が待たれるところです。また、それではネコが原因で今回の新型コロナウイルスが広まったかもと考える人がいるかもしれません。プレプリント(査読前の論文)の報告ですが、武漢に生息する猫の抗体検査が大規模に調べた研究成果があります(https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.04.01.021196v1)。その結果、新型コロナウイルスの流行以後にサンプリングを行った猫には抗体があった、つまり猫の一部は新型コロナウイルスに感染していたと考えれれるが、それ以前の武漢で採取された猫の血液からは抗体は検出されませんでした。つまり、猫の集団中にもともとウイルスがあったわけではないと示唆されています。この結果から、猫が媒体となって新型コロナウイルスを人に感染させたのではなくて、人から猫に感染した可能性が高いと考えられます。2020年4月15日 中川追記

 


創薬研究に貢献する分析機器「BioStation CT for MPS」を開発しました(東海大Webより)

2020年04月06日

工学部機械工学科の木村啓志准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)が株式会社ニコンなどと共同で、創薬研究に貢献する新たな分析機器「BioStation CT for MPS」を開発。3月18日に湘南キャンパスにあるイメージング研究開発センターで、機器の利用説明会を開催しました。

この分析機器は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が展開している「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発)」の一環として開発されたものです。同事業は、マイクロ流体デバイス技術を活用して、これまでにない画期的な細胞培養モデル(Microphysiological system: MPS)を構築し、動物実験に頼らずに医薬候補品の安全性や効果などを評価できる新たな創薬基盤の開発を目指しています。全国の大学・企業からなる16チームで構成されており、木村准教授は「創薬における高次in vitro評価系としてのKidney-on-a-chipの開発」の研究開発代表者を務めています。

木村准教授の研究室では、3年前から腎臓内科医の南学正臣教授(東京大学)や、藤井輝夫教授(同)、ニコンなどと共同で、腎臓の機能を再現するモデルデバイスの開発と評価方法の構築に向けた研究に取り組んでいます。体に不要な物質を排出する尿を作る重要な働きを持っている腎臓の中でも、血液から不要物を取り除いて原尿を作る糸球体と、原尿内の水分と栄養素を再吸収する尿細管の機能を人工的に再現したマイクロ流体デバイスを開発。ニコンが販売している細胞培養観察装置「BioStation CT」をベースにデバイス内で起きるさまざまな現象を24時間自動で観察できる観察システムを構築しました。これによって、さまざまな条件下で、生体内の血流を模した流体による機械的な刺激を細胞に与えたときの変化や医薬候補品投与前後の変化を細胞レベルで経時的に追うことができるようになりました。

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羊土社実験医学のwebsiteにて、「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の比較ウイルス学と比較ゲノム解析」が先行公開されました。

「実験医学」2020年5月号(4月20日発行)では,京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸先生,東海大学医学部分子生命科学の中川 草先生に,新型コロナウイルスSARS-CoV-2の最新の科学的知見につき特別記事をご執筆いただきました.日々新たな論文(プレプリントを含む)が発表されるなか,私たち編集部も一刻も早く情報をお届けすべきと考え,このたび掲載号発行に先んじてWebにて記事を先行公開いたします.

「実験医学」編集部より

公式サイトはこちらhttps://www.yodosha.co.jp/(閲覧には無料の登録が必要です)


機械工学科の木村准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)の研究チームが日本医療研究開発機構(AMED)の「橋渡し研究戦略的推進プログラム」に採択されました(東海大Webより)

2020年03月24日

工学部機械工学科の木村啓志准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)の研究グループの研究プロジェクト「生理的神経筋結合部を有する筋萎縮性側索硬化症(ALS)モデルの構築」がこのほど、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「橋渡し研究戦略的推進プログラム」異分野融合型研究開発推進支援事業に採択されました。本事業は、優れた基礎研究の成果を臨床研究・実用化へ効果的に橋渡しできる体制を構築し、革新的な医薬品や医療機器等の創出を推進することが目的です。今回採択されたのは、その一環として首都圏の私立大学をはじめとする臨床研究機関が結成している首都圏ARコンソーシアム「MARC」が展開しているもので、医学部を有する大学に所属する研究者のうち、医学部以外に所属する研究者が中心となって展開するプロジェクトを支援することで日本発の革新的な医薬品・医療機器の開発を目指しています。
 
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顕微鏡観察用のナノシート「Myell(マイエル)」の本格販売が始まりました(東海大Webより)

2020年03月17日

本学マイクロ・ナノ研究開発センターの喜多理王所長(理学部教授)らが中心となって設立した大学発ベンチャーである株式会社チューンがこのほど、顕微鏡観察用ナノシート「Myell(マイエル)TM」の本格販売を開始しました。本センターと株式会社ニコンインステックが進めている共同研究の成果と本学の特許技術を生かした顕微鏡観察で一般的に使われているカバーガラスの代替品として利用できる高分子超薄膜で、バイオサイエンスやメディカル、生物学などさまざまな分野への貢献が期待できます。実験用機器等の販売を手掛けているフナコシ(株)からの独占販売となります。

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中止のお知らせ 
東海大学マイクロ・ナノ啓発会【Tμne】

Tμneにご参加の皆様
昨今の新型コロナウィルス感染症の情勢を鑑みて、2020年2月27日に予定されていた東海大学マイクロ・ナノ啓発会第12回学術講演会はすべてのプログラムを中止します。参加を予定されていた皆様には大変申し訳ありませんが事情を汲んでいただければ幸いです。

発表者・申込者には予稿集を後ほどお届けします。
中止となった発表演題は学会発表したものとみなします。
参加費の支払いは不要です。

何卒、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
マイクロ・ナノ啓発会 
世話人一同


東海大学マイクロ・ナノ啓発会【Tμne】

参加登録・発表申し込みサイト
第12回学術講演会
日時:2020年2月27日(木)10:00~18:30
場所:東海大学湘南キャンパス19号館3階311室&アカデミックラウンジ

基調講演: 株式会社ニコンフェロー古江-楠田美保先生

「ライブセルイメージングを利用した細胞培養の定量化」

 オーラルセッション:

秦野伸二教授
(医学部医学科基礎医学系分子生命科学)
「オートファジー・エンドリソソーム系に焦点を当てた神経変性疾患新規薬剤スクリーニング系の開発」

 北夕紀准教授
(生物学部海洋生物科学科)
「遺伝学的手法を用いたイルカ・クジラ類の研究」

高橋俊准教授
(工学部動力機械工学科)
「モデル実験と数値解析による腎臓結石の排石予測」

安田佳代講師
(健康学部健康マネジメント学科)
「転写因子MXL-3による酸化ストレス応答と栄養シグナルの統合機構の解明」

 源馬龍太講師
(工学部材料科学科)
「水素吸蔵合金によるCO2のメタン化と微細組織変化」

PDF. Tune12チラシ・プログラム



化学科の冨田准教授の研究グループが「2019年度物質・デバイス共同研究賞」を受賞しました

理学部化学科の冨田恒之准教授が代表を務める研究グループがこのほど、物質・デバイス領域共同研究拠点の「2019年度物質・デバイス共同研究賞」を受賞。7月1日に大阪・千里ライフサイエンスセンターで開かれた「第9回 物質・デバイス領域共同研究拠点活動報告会及び平成30年度 ダイナミック・アライアンス成果報告会〜進化し続ける共同研究拠点組織〜」で表彰式が行われ、冨田准教授が出席しました。

 

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岡村准教授、張研究員らの研究グループが光学顕微鏡で生体試料を高精細でより深く観察する新技術を開発しました

工学部応用化学科の岡村陽介准教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)、張宏研究員(同)らがこのほど、撥水性のナノシートを活用して一般的な光学顕微鏡で生体試料を高精細でより深部まで観察できる新技術を開発しました。成果をまとめた論文が1月10日付で、科学全般に関するオンラインジャーナル『PLOS ONE』に掲載されています。

 

 

 

 

 

【論文タイトル】
Nanosheet wrapping-assisted coverslip-free imaging for looking deeper into a tissue at high resolution

【論文URL】
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0227650

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大学院工学研究科応用理化学専攻1年次生の白鳥瑚乃羽さんが、2019年11月26日に茨城県つくば市で開催された日本バイオマテル学会大会で、優秀研究ポスター賞を受賞しました。

 
大学院工学研究科応用理化学専攻1年次生の白鳥瑚乃羽さん(指導教員=工学部応用科学科/マイクロ・ナノ研究開発センター:岡村陽介准教授)が、2019年11月26日に茨城県つくば市で開催された日本バイオマテル学会大会で、優秀研究ポスター賞を受賞しました。この学会は、生体に使用する材料とその応用に関する科学・技術の発展・向上を目的として活動しています。同賞は、大会発表者のうち学生を含む若手研究者による優秀な発表に対して贈られるものです。

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第62回MNTC講演会
2020年1月8日(水) 15:30~17:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター

「センターメンバーの発表による研究交流会」

   冨田 恒之 先生(理学部化学科)

   福田 篤 先生 (創造科学技術研究機構 医学部門)

   樺山 一哉 先生(大阪大学大学院 理学研究科)

62回MNTC講演会.pdf


第61回MNTC講演会
2019年12月24日(火) 16:00~17:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演者:中山 正光 氏
( 東海大学大学院 医学研究科 先端医科学専攻)
演題 「医工連携による新規抗血栓性材料評価システムの提案」


機械工学科の落合教授と畔津教授らの研究グループがNEDOの国際協力事業に採択されました

工学部機械工学科の落合成行教授と畔津昭彦教授らの研究グループが展開するプロジェクト「ピストンリング周りの燃料とオイル挙動の明確化研究」がこのほど、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2019年度「国際研究開発/コファンド事業/日本―ドイツ研究開発協力事業(CORNET)」に採択されました。この事業は、互いの技術が競合しない分野での日本とドイツ企業等による技術開発やイノベーションにかかわる連携の促進を目指して、NEDOとドイツ産業研究協会連合(AiF)が両国コンソーシアム間の共同研究開発プロジェクトを支援するものです。 東海大学の総合科学技術研究所では、昨年度から学際型の共同研究ユニットとして「メソ領域における流れの可視化による新たな技術の創出」を展開。極小領域にあたるナノレベルから数十センチを超えるマクロレベルまでのさまざまな領域(メソ領域)で生じる物質の流れの解明を目指す研究を展開しており、本グループの研究もその一つとして取り組んでいるものです。

東海大学 機械工学科の落合教授と畔津教授らの研究グループがNEDOの国際協力事業に採択されました


ガネシュ研究員が2つの国際会議で学会賞を受賞しました

マイクロ・ナノ研究開発センターのガネシュ・クマール・マニ研究員(工学部精密工学科・槌谷和義教授研究室)が、10月29日に東京都調布市の電気通信大学で開催された「IRAGO Conference 2019」で、ベストポスター賞にあたる「IRAGO-STEM Young Scientist Award」を受賞しました。IRAGO Conferenceは、国内外の研究機関や企業で活躍する研究者や学生が最新の研究動向に触れ、ネットワークをつくる機会として電気通信大学と豊橋工科大学、本学が共同で毎年開催しているものです。ガネシュ研究員は、11月14、15日に静岡県浜松市で開催された「International Symposium on Biomedical Engineering」でも「Young Researchers Award」を受賞しました。

東海大学 ガネシュ研究員が2つの国際会議で学会賞を受賞しました


第9回テニュアトラック制度シンポジウムについてのお知らせ

「芸術作品と科学」開催のご案内


~ご興味を持つ方はぜひご来場ください~


第60回MNTC講演会を開催します

日程:2019年10月8日(火) 17:15~18:15
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演題:サーボ制御技術、モーション制御技術、超精密ナノインプリント技術、画像
認識技術を基軸とした三明電子産業の生産/検査システムおよび海洋分野支援システム
演者:千葉 高久 氏(三明電子産業株式会社 開発部長)



 

第59回MNTC講演会を開催します

日程:2019年10月10日(木) 14:00~15:00
場所:東海大学湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
演題:Synthesis of polymer / polymer nanoparticles of advanced hybrid morphologies using emulsion-based approaches
演者:Per B. Zetterlund(Professor, Co-Director)


 

第58回MNTC講演会を開催します

日程:2019年9月27日(金) 11:30~13:00
場所:東海大学医学部5号館(病院)5階会議室
演題:留学のすゝめ!+ A2O3の奇天烈成功法則
演者:佐々木敦朗 先生(シンシナティ大学・慶應義塾大学・UJA代表)


イノベーション・ジャパン2019に出展しました

2019年8月29日(木) 8月30日(金)
東京ビックサイト「イノベーション・ジャパン 2019」(主催:JST他)
「ライフサイエンス」分野にて喜多理王教授(マイクロ・ナノ研究開発センター)が、ポスターやサンプル等で自身の研究紹介しました。

開催概要
【会期】
2019年8月29日(木)・30日(金) (入場無料)
[8月29日(木) 10:00から17:30]
[8月30日(金) 10:00から17:00]

【会場】
東京ビッグサイト(国際展示場)青海展示場 Bホール
(東京都江東区 青海 1-2-33)
りんかい線「東京テレポート駅」より徒歩2分
ゆりかもめ「青海駅」より徒歩4分
ほか以下のサイトをご参照ください。
http://www.bigsight.jp/access/aomi/information/
※昨年と会場場所が異なっておりますのでご注意ください。


MNTC第57回講演会
2019年8月6日(火) 13:30~14:30
12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
「脊椎動物形態形成遺伝子発現調節機構の進化:Dlx遺伝子群を例に」
理化学研究所 生命機能科学研究センター 高速ゲノム変異マウス作製支援ユニット
ユニットリーダー 隅山 健太 先生


MNTC57回隅山先生_ver1.pdf

文理融合アート・サイエンス第一弾!!

【文化財を科学するーアンデス土器の構造解析に関する研究会ー】開催されます。
2019年8月2日(金) 11:00~17:00 入場無料 参加自由
ご参加お待ちしております。


文化財を科学するチラシ


国際生物学オリンピックについてのお知らせ

2019年国内本選に関してクラウドのチャレンジを行っています。
詳細はこちら:
学術系のクラウドファンディング academist
~生物学オリンピックを通じて、生物学に興味を持つ人々の裾野を広げたい~
ぜひ一度、上記URLリンクをご覧ください。


MNTC第56回講演会
2019年6月7日(金) 17:30~18:30
12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
「THE大学ランキングと大学の研究情報発信 -論文引用件数の状況を中心にー」
東海大学グローバル推進本部長 山口 滋 教授


MNTC56Seminar2019June07.pdf



東海大学マイクロ・ナノ研究開発センター 第55回講演会
2019年5月11日(土) 15:00開始
湘南校舎12号館1階マイクロ・ナノ研究開発センター
・センターの概要について
・メンバーによる研究紹介(自己紹介)
・交流会(意見交換会)


Vol55_MNTC2019.pdf