文理融合アート・サイエンス研究
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研究経歴と論文リスト(研究者インタビュー)
東海大学理学部物理学科
東海大学マイクロ・ナノ研究開発センター所長
文理融合アート・サイエンス研究チーム代表
高分子物理、熱力学、溶液論を専門とし、ソフトマテリアルを対象に平衡および非平衡状態での物性研究に従事。Colloid and Polymer Science誌副編集長。
東海大学工学部応用化学科
CVDとは、気体原料から化学反応を経て薄膜や微粒子などの固体材料を合成するプロセスであり幅広い分野で応用されている。しかし、このCVDプロセスは化学反応・物質移動・熱移動が絡み合う非常に複雑なプロセスであり装置設計・操作条件の最適化は非常に難しい問題である。金属や酸化物等の薄膜をCVD法によって基板上に、均一な膜厚・組成・組織で析出させる技術の基礎を構築することを目指して様々な研究を行っている。
東海大学政治経済学部経営学科
現在の研究は、日米の消費者行動の研究を軸に進めて行きたいと考えております。具体的には、カスタマイズ製品の選択に関する日米の消費者行動の研究です。カスタマイズ企業は個々の消費者のニーズに合った様々なカスタマイズ製品とそれに関連した選択岐(例えば,色やデザイン)を提供しています。このこと自体は、消費者にとってとても満足のいく製品が獲得でき有益な事です。一方で、消費者がカスタマイズ製品を購入する時、選択肢の膨大な数の多さに、混乱してしまうと言う問題が起きています。さらには消費者の購入活動を手控えてしまうということも発生してしまいます。この状況の中で、どのような要因(例えば、製品のレビュー、選択肢の数, 関与やブランドイメージ)が、顧客のカスタマイズ製品の選択行動にどのように影響するかを考えてゆきたいと思います。
東海大学文化社会学部アジア学科
古代エジプトの社会や人々の生活を解明するために、考古学的・技術史的手法を用いて研究しています。研究対象となる地域は古代エジプトが主ですが、東地中海全域に広がっており、対象年代は紀元前3000年頃から紀元前後まで(古代エジプト王朝の成立からクレオパトラの死まで)です。東地中海全域の物質文化の交流をを主にエジプトの視点から研究しています。特に注目しているのは、現代では失われている古代の謎の物質「ファイアンス」というガラスと陶器の中間物質です。研究では、古代ファイアンスを現代によみがえらせるために、文理融合の共同研究を推し進めています。また、本学文明研究所蔵の「古代エジプト及び中近東コレクション(AENET)」が所蔵する考古学遺物約6,000点、画像資料約15,000点、そしてアンデス・コレクションの約2000点を一般の皆さまに公開するための修復保存作業やデジタルアーカイブ化を進めています。
東海大学 教養学部 芸術学科
東海大学文学部文明学科
先スペイン期南北アメリカ大陸の先住民がどのような世界観をもって生活していたのかを解明するために、人類学や考古学的アプローチから研究しています。現在は学術調査がほとんど実施されていないメキシコ西部ロスアルトス地方の遺跡で発掘調査を行い、マヤやアステカといった文明には属さない地域でどのような社会・文化発展が生じたのかも研究しています。また1998年からアンデスでも遺跡調査に携わり、レクアイ文化の埋葬に関する発掘調査も行ってきました。出土する遺物には、当時人々の世界観が少なからず反映されています。本学の文明研究所が所蔵するアンデスコレクション約2,000点の考古遺物の多くも墓地から盗掘によってもたらされたものと考えています。今後土器や織物を対象とした遺物分析を通じて文理融合の共同研究を進め、時空を超えた異文化理解に挑戦していきます。またコレクションの保存修復作業を行い、デジタルアーカイブ化やオンラインでの一般公開を進めていきます。